2011年3月のことです 福島県の第一原子力発電所の付近に行って昨日戻りました。
沿岸部を通る国道6号線を第一原発方向に向かうと警察官が検問をしていました。

ここから先が30キロ圏内で、屋内退避の勧告がだされています。
警察官の検問は、車両のナンバーの確認と免許証などによる身分確認をして控えることにより、圏内へ出入りする人の把握と圏内の無人の家などから火事場泥棒をたくらむ輩の侵入を防いでいました。
この地点の放射線量は、手持ちの線量計で1,5マイクロシーベルトくらいでした。
そして、30キロ圏内に入りますと人の姿や車の往来もなくなり、飼い犬やアヒル?などが道路を寂しそうに歩いていました。
圏内は、パトカーや私服の警察官が火事場泥棒から民家を守るためぐるぐると巡回しております。
本当に、お疲れさまです。
国道6号線を北進して「Jヴィレッジ」のところまでくると自衛隊の車両などが目立ち、皆、防護服に毒ガスマスクを装着し人ばかりです。
そして、この先が避難勧告が出ている20キロ圏になります。
この地点での放射線量は、3月時点に線量計で計ったところ約2マイクロシーベルトです。
30キロ圏内からの帰り道に、防護服を着た東京電力の社員が乗る車に何台もすれ違いました。
特攻隊を戦地に送るときの心境って、こんな感じだったのかな?
頼むぞ東電!!
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