前回に続き家族で山形蔵王温泉を散策したときのことを
前回、山形蔵王のホテルJURINは、1泊で移動して2泊目から宮城蔵王中腹にあるホテルで2泊したのですが、山形蔵王温泉街をもう少しめぐってみたくて3泊目にわざわざ宮城蔵王から山形側へレンタカーを走らせた訳です。
道中はクネクネ道の連続で家族からは
お父さんが運転を楽しみたいだけでは!
大ブーイングを受けながらも到着したのが「蔵王温泉大露天風呂」です。
森のなかの小川沿いにある大きな露天風呂で非常に趣があります。
もちろん、非常に濃い~硫黄泉の源泉かけ流しです。
入口を入って森林の中の長い階段を下ると受付があります。
湯船は男女別になっておりそれぞれに20人くらいが入れる大きな湯船が渓流沿いの傾斜に2つあり大自然のなかを真っ裸で歩く不思議な感覚を覚えながら湯船に入ります。
写真がないのが残念ですが森の中でゆったりと硫黄泉を楽しめる露天風呂となっています。
2つの湯船は森林の中の小川沿いの傾斜に2段になって作られていて上の段はお湯が熱いのですが下の段はちょうどいい湯船になっています。周囲は硫黄臭が漂い、森林と小川のせせらぎに鳥のさえずりがあり癒される空間となっています。
この時の気温は、真夏なのに20℃でしたので湯船の縁で体を冷ませながら瑞々しい緑を楽しんでは、また湯船につかって体をあたためるということを繰り返し、結構な時間を楽しみました。
食事などはできませんがコーヒー牛乳などちょっとした飲み物は受付で購入できます。
四季を感じ…
さて、温泉から出てお腹が減ったので少し早い夕食としたのですが、夕食は大露天風呂から車で二分ほどのところにある「ろばた」というお店でジンギスカンを食べてきました。
周囲にはジンギスカンを食べれるお店が点在しているのですが、なぜ蔵王にジンギスカン?
諸説あるようですが1915年ころ、日本綿羊協会会長(現蔵王地区在住)が綿羊飼育を推奨。
綿羊協会でモンゴルを訪問した時に兜で肉を調理しているのを目撃し化学繊維の普及により羊毛の価格が暴落したため農家救済のため羊肉の料理を検討したのがはじまりだとか。
お店には、源泉かけ流しの足湯も併設されており、客だけでなく誰でも楽しめるようになっています。
おそるおそる店内に入ると夕方5時ころでしたがすでに店内はにぎやかで、女性の店員さんも気さくに一見の私たちを迎え入れてくれます。
最近、リニューアルしたのか店内もきれいで、煙が蔓延し壁も床もヌルヌルということはありません。
お座敷に通され注文したのはジンギスカンセット。
厚めのお肉に野菜がたくさん。ごはんはお替り自由です。
お肉も臭みがなくそれでいてマトンの風味がいい具合に自家製のたれとマッチしていて個人的には非常に気に入りました。家族にも好評でした。
ひとり2千円くらいであの肉の量と味は、名古屋では絶対に食べることができないと思います。
食事をした後は、温泉街をそぞろ歩き。
街は、至る所で温泉の湯けむりが立ち上って温泉街を引き立てます。
決して派手さはなくゆっくりとした時間が流れる静かな街ですが何かが心に響いて記憶に残る街でした。
つづく
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