今回のツーリング暑熱対策は↓

山真製鋸株式会社から販売されている
ICEMAN PRO-X
この商品は2022年に販売されたもので、2025年現在は、ICEMAN PRO-X IIが販売されています
肩にハニカムパッドが入ったりと進化したようですが基本性能は同じようです
なお、両方ともファンが付いていないタイプ
同社からFAN付のICEMAN HYBID-PROという商品も出ています
今回は、FAN付は、おなか周りがポッコリと膨らんでしまうのでスタイル重視で今回のX-PROを選択しました

当ブログは案件一切なしのため忖度なしでレビューしていきます


氷を背中に背負って、氷で冷やした水を胸、背中に張り巡らせたパイプに電動ポンプで循環させるという力業の冷やし方です

今回は、頭にも冷たい水を循環させるICEMAN WATER MAGNUM3Dというオプションも追加しました
ポンプは、リュックの底に設置されています
リュックは、防水素材の生地ですが止水ファスナーではありません。
縫製はしっかりしていて、全体的に製品の完成度は高いと思います
ポンプには胸のポケットにしまった5200mAの専用バッテリーをつなぎ動かします
ポンプにつなぐ電源ケーブルは、USBではなくピンタイプのものになります



このバッテリーには3つのポンプ作動モードがあり、連続作動のほか20秒作動して90秒停止などインターバルのモードを電源スイッチ短押しで選択できます
また、USBタイプAがOUTPUTできて、タイプCをつないで充電しますが充電しながらは作動しません
満充電は2時間半ほどで完了し
連続作動させた場合の稼働可能時間は、約12時間
インターバルのモードだと最長約50時間持つとのメーカーの触れ込みです
12時間持てば、余程大丈夫だと思いますが、自分の場合、結構、長時間走りっぱなしが多いので容量の大きなモバイルバッテリーに変えたくてピンタイプのジャックをUSBに変換するケーブルを買って、今持っているモバイルバッテリーを活かすことにしました

なお、変換ケーブルは、アマゾンで売っていたNQG作業服用のUSB電源変換ケーブルというものでポンプの作動モードを選べるものにしました
ICEMANには、アイスパックが付属しており、これを凍らせておいて背中の防水パックに水と一緒に入れます

使用感…「鼻歌がでるほど上半身が涼しい!」
アスファルトから陽炎が立ち上る炎天下の真昼間にICEMANを背負ってNinja1000で出発です

午前10時30分、気温33度の中、カチカチに凍らせておいた専用アイスパックをICEMANにセットして水を400㏄ほど注水

ジャケットは、いつものUCHIMIZUジャケットですが
今回は、背中のプロテクターを外して、小さなリュック型のICEMANを背負います
事故ったときは背中のアイスパックがプロテクター替わりという考えです

背負った感じは、500mlペットボトル2本分くらいの重さを感じますが背中に負担がかかるとか疲れるといったことはありませんでした
胸の部分も外付けポケットができただけの感じでバイクにまたがって走るといつも通り胸部に風を感じますので蒸れるといったことはありません
なお、このポケットには500mlのペットボトル1本が入ります
走りながらICEMANのスイッチをON!
ぬおーっ!
胸と背中一面に冷たい感触が広がります!
すごい気持ちいい!!
タイチのリキッドウィンドもメントールのウォッシャーが触れたところは、ひんやりと気持ちよかったのですがICEMANは、両胸、背中一面が確実に冷たく感じますので快適さに安心感があります
ポンプの作動音はバイクから降りていても聞こえません
かすかに左胸のあたりがバイブしています
ちょうど、カバンの奥に入れたスマホがバイブしている程度の振動を感じますが
走っているときは全く分かりません
あれっ!
だけど、頭が全く冷たく感じないぞ?
と、思ったら

WATER MAGNUM3Dの水冷パイプの部分がヘルメットを被る時にインナーキャップ内に収まってなく外に出ていました
なお、頭部は、いつも使用しているインナーキャップと同じ厚さ、同じ素材に薄型の水冷パイプがセットされているのでいつものヘルメットを被っても頭が窮屈になるなどの違和感が全くありませんでした
頭部のパイプをインナーキャップにしっかりと差し込みなおしたところ、その後はインナーキャップからはみ出ることはありませんでした



WATER MAGNUM3Dを頭部に被り
ヘルメットも被って、スイッチオン!
あ~!
頭頂部から首の後ろにかけて冷たくて気持ちいい!!


炎天下の中、ヘルメットを被ったまま、貞照寺の境内を10分ほど歩いても何にも苦になりません
タイチのリキッドウィンドでは体感できない快適さです
背中に背負っているリュックも重くなく気になりません
それよりも、炎天下の中Ninja1000を駐車していたのでシートに跨るとお尻がチンチンに熱くなっていて
お尻が軽いやけどのようになりますが上半身は冷たいという不思議な現象に思考回路が付いていきません
これはいい!!
午後1時00分を過ぎたころ気温37度になり、バイクで走っていて先ほどまでの上半身の冷たさを感じなくなってきました
決して暑くはないけど冷たくもないという感じです
コンビニに寄ってリュックの中のアイスパックを見ると全部溶けていました

ICEMAN純正アイスパックは、気温37度前後で約2時間30分冷たさをキープできたことになります
ちなみに、バイクを降りてコンビニに入るとき駐車場ですれ違った男性が私の姿を見て
暑そー!!
と顔をしかめていましたが、自分は快適なので鼻歌交じりで歩いていました
氷が解けてしまったアイスパックは、使い道がないのでパニアケースに収め持ち帰るしかない
パニアなど収納スペースがないバイクには短距離だけの使用になりそうです
そこで500mlの冷凍アクエリアス1本を買って背中に入れます
再び、ICEMANのスイッチをONにすると冷たさが頭部、背中、胸に行き渡り
春のツーリングか!?
と勘違いするくらい快適
しかし、メッシュズボンは直射日光を浴びてチンチンになっている
この気温でどれくらいの時間冷たさが維持できるか?
午後2時過ぎに上半身の冷たさが少しゆるくなってきたと感じたのでマックによってリュックに入れたペットボトルを見ると完全に溶けていました
気温37度前後の状況で冷凍ボトル500ml1本では1時間くらいしか冷たさが持たないようです
ちなみに、500mlペットボトルなら2本入りますので
冷凍2本を入れれば2時間は冷たさが持ちそうです


マックで昼食をとりMサイズのジュースを2本一気に飲み干し
残った氷をICEMANに補充して快適のまま40分ほど走り帰ることができました

その後は、調子に乗って気温37度の中、ICEMANを背負ったままNinja1000の洗車をしましたが暑さでバテるなどという感覚はどこかへ行き、気温が高いことを忘れて炎天下の金属製の手すりを握り
あっちーっ!!
と一人騒いでいました…

これを着ていると交差点の信号待ちの際も日陰を探して止めるということは必要なく、街中の渋滞も苦にならないくらい涼しいです
終始、笑顔で信号を待てますよ
しかし、体は暑さを感じないのでついつい炎天下の中、ガンガンに走れるので、走らされるバイクにとっては過酷かも⁉
ICEMAN PRO X!
炎天下のツーリングにはアリ!アリ!!
あとは、あの快適さをどうやって長時間維持するか?
2時間おきに溶けたペットボトルを飲んで、冷凍ペットボトル2本補充すれば荷物も増えないのでいいかも⁉
コンビニの整った日本の道路環境では最高のパフォーマンスを発揮しますね

コメント
コメント一覧 (3件)
ついに水冷服にもチャレンジしちゃいましたか
冷たい水が循環するので確かに酷暑対策では最強アイテムですよね
ここまで来たら、冷媒ガス入れた着るエアコンを誰か開発してくれれば、電源さえあればずっと走り続けられる(あ、クーリングユニットが必要か・・・)
小さい室外機ユニットを車体に装着して、そこで冷たい水を生成してポンプでパイプを通して供給出来れば、服側にはウォータージャケット(まさに)側に給水バルブだけ用意すれば良さそうですね(水も循環するので最低限の量で済みます)
郵便局とかデリバリー用途で夏にバイクを使う仕事の人達に供給出来れば、それなりの量は売れそうですけど誰か開発しない?(笑)
元々の純正アイスパックは使わずに、朝からコンビニに寄って凍ったペットボトルを2本挿入でスタート…
という使い方もアリなわけですか?
前回の製品より、一層ありがたみが感じられそうですね
家で凍らせておいたペットボトル挿入でスタートは大ありです。
涼しいですよー。
ただし、朝の涼しいときは冷え過ぎに要注意です。
深夜出発の人は日が昇ってからペットボトルを買って挿入のルーティーンになると思われます。
真夏の昼間にお勧めです!