今となっては、希少な2st 80ccのエンジンを積んだKSR。
オイルタンクレスにしているので給油の際は、
ウコンの力に2stオイルを入れて持参するという
世話好きにはたまらない仕様。
その中身は、レース用にモディファイされている。
吸気系は、ノーマルキャブ ミクニVM18をVM19.5+αに換装。
(VM19.5+αキャブへの換装状況はこちら)
バルブは、大型車と違い先端はゴムで覆われていない
耐久性はあるが、小さなごみによるオーバーフローが起きやすい
そのため、乗らないときは燃料コックをOFFにしておかないと
久しぶりにガレージを開けたときに
オーバーフローしたガソリンが気体になって充満していることになる
なお、燃料タンクとコックとのシーリングは新品交換済み
キャブの中身は、
スロットルバルブをガンマ用のものに交換して
エア流入を効率良くすることで
低中開度トルクを増している。
さらにリードバルブ・ガイドとインマニホールを拡大加工して
吸入効率を上げている
新品に交換するとともに
接続部をコーキングすることで二次エアの混入を防いでいる
スロットルは、
TZR50用のハイスロに交換
それに伴い
キャブ側のスロットルワイヤー取り付け部を加工
(ハイスロへの交換状況の過去ログは、こちら)
電装系は、
コイルの換装と
プラグをBR8EGに交換し
力強い燃焼に寄与している
(コイルとスロットルバルブの交換状況の過去ログは、こちら)
冷却系は、ラジエターの点検と
クーラントの交換で冷却効率の維持をしている
動力の伝達は、
タイ・カワサキKSRのホイールに交換し軽量化
その際に、チェーン、前後スプロケ、ハブダンパーを
新品に交換するとともにグリスアップ
ブレーキは、
ノーマル1POTのフロントキャリパーを
’97スーパーシェルパ用の2POT新品に換装
ブレーキフルードも交換
パッドも新品に交換
大幅な制動力の強化に成功している
もちろん、エンジンオイルも交換
以上を施工して、まだ走行は10km未満
以下スペックシート
KSR-II MX080B
水冷2ストローク単気筒ピストンリードバルブ
排気量 79cm3
ボア×ストローク 47.0×45.8mm
圧縮比 7.0
最高出力 7.4kw(10ps)/8,000rpm
最大トルク 9.3Nm(0.95kg・m)/7,000rpm
CDI
燃料 ハイオク 50:1 混合
始動方式 プライマリーキック
キャブレター ミクニVM18
常噛6段リターン式
湿式多板
チェーン
ギアレシオ
1速 3.307
2速 2.111
3速 1.545
4速 1.240
5速 1.074
6速 0.965
一次減速比 3.043(70/23)
フレーム セミダブルクレードル
タイヤサイズ F 100/90-12 48J
R 100/90-12 48J
ブレーキ (F)シングルディスク210mm
(R) シングルディスク184 mm
サスペンション テレスコピック
スイングアーム
エンジンオイル 1.0L
燃料タンク 8.0L
燃費 63.0km/L(50km/h)
がんばれ、2st KSR!
コメント