今年も自分のふるさとの額田を舞台にするラリージャパン2023 SS9(額田の森)を応援してきました。
父親が自動車メーカーに勤めていたこともあり幼少のころに友達のお父さんが世界ラリーでメカニックとして遠征中のアフリカでクラッシュして亡くなったためお葬式に参列した時、ラリーという過酷な自動車の競技があることを知り、そのころから公道を走るラリーと言う競技を身近に感じていました。
そしてバイクの免許を取ると早朝にバイクで自然の中を駆け抜ける爽快感と公道を駆け抜けるラリーとがシンクロしてWRCに興味を持つようになった訳です。
そして2004年WRCが日本の北海道で開催されると聞き一人喜んでいました。北海道の様子をテレビで見ていて思ったのは、「額田でラリーをやれば面白い道がいっぱいあるのに・・・」とふつふつと考えながら、バイクで地元の山道を走ってWRCカーが走る映像を妄想していたものです。
2022年遂にWRCが額田を走ることが現実となりました。
興奮せずにはいられない!
ですがリエゾンのコースが分からなくて結局2022年はWRCカーを満足に見ることができなかった。(チケット買えよ!)
そして、2023年・・・
今年もリエゾンで楽しむことに。
朝5時に犬山の倉庫からNinja1000を押し出します。
気温7度、空を見上げると満天の星空で「きれい!!」
思わず声に出してしまいました。
つい先ほどまで雨がパラパラと降っていたようで路面は湿潤です。
岡崎東ICで降りると実家のすぐそばのくねくね山道をNinja1000のジェントルな重低音を轟かせ軽快に登っていく。
午前7時前ですが沿道にはチラホラと地元のおばちゃんたちが旗を持って待ち構えています。
今回の観戦?応援?場所は、昔から「ここをWRCカーが走ると映えるのにな」と思っていた場所。
自分が到着時には誰もいませんでしたがしばらくするとカメラを持った男性が3人ほど集まりみんなでWRC談義で打ち解けます。
さらに、付近の家からおばあちゃんたちが4人ほど椅子をいくつも持ってきて
「ここにすわりん」
「あったかいお茶もあるでのみん」
などなど懐かしい三河弁でおもてなしを受けます。
おばあちゃんたちとも仲良くなり話し込んでいると
遠くから爆音が聞こえてきます。
おばあちゃんたちが「きたで!きたで!」と興奮します。
みんなで思い切り手を振って歓声をおくります。
おー!こんなに近くで見れるなんて!
さらに遠くから爆音とともにレースカーが近づいてきたと思ったら、すぐそばの空き地で車を止めました。
!? どうした!
おばあちゃんと駆け寄ると
トヨタヤリスではないですか!
エンジンを止めてドライバーが降りてきます。
おばあちゃんが叫びました!
「かつたさーん!!」
まじか!?
あの日本のWRCエースドライバー勝田貴元さんか!
ていうか、おばあちゃんが勝田さんの顔を知っていることに驚きです。
思わずみんなで代わる代わる記念撮影。
熱狂的なファンの女性がサインをおねだりしていましたが丁重にお断りされてました。
スタート直前ですもんねー
それどころじゃないですよね
コドライバーのジョンがタイヤの空気圧をチェックしている間、勝田さんはペースノートを真剣なまなざしで読んで予習しています。
勝田組は、ここでスタート時刻までの時間調整をしていました。
しばらくして。爆音を轟かせ山を颯爽と登って行きました。
その後も車両が通るたびにおばちゃんと仲良くなった男性の方と思いっきり手を振ってみんなで童心に帰ってワイワイと喜んでいました。
非常に興奮した1日でした。
それにしても、額田町のみなさんがラリーに興味を持ち受け入れて応援をしている姿を見て万感の思いで帰宅するのでした。
また、来年もここで知り合った皆さんと観戦したいですねー。
コメント
コメント一覧 (3件)
いいですね地元開催のWRC
何よりお年寄りがWRCカーを応援してるってのが、昔の日本では考えられません
いかついマシンが日本の田舎の風景に馴染んでいるのがなんか不思議ですね
中学生の時にバイクに興味を持ってから、当時のDT250に憧れて(2本サス)絶対免許取ったらオフ車に乗ると決めていましたが、高校生の時はMR50を乗り回して遊んでました
それから、今のNINJAを買うまではオフ車とトライアル車しか乗った事無かったんですけどね~
あ~WRC近くで見てみたい(笑)
来年は、どうか私も連れて行ってください!
来年はお誘いしますよ。
田舎のおばあちゃまたちがRallyを応援していて不思議な感覚が体験できます。